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2003年09月17日

サイモン&ガーファンクル

アメリカのフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルが再結成し、20年ぶりの全米ツアーをスタートさせるそうです。彼らの歌を初めて聞いたのは1981年、私が12歳の時でした。セントラルパークで開かれた11年ぶりの再結成ライブをTVで観たのです。

幼心に最も響いた曲は「アメリカ」。歌詞の意味すらわからないまま、メロディとコーラスの美しさに涙しました。歌を聴いて泣いたのは生まれて初めてのことでした。調べてみると、その歌詞は、「本物のアメリカ」を探そうと夢見て旅立った恋人達が、いつしか倦怠感と閉塞感に包まれてゆくという内容でした。この歌が作られた当時はベトナム戦争のさなか。未来に希望を見出せなかったアメリカの人々の心情が「All come to look for America(みんなアメリカを探しにやってきた)」と歌い上げる声に込められていたのです。イラク戦争の終結が曖昧なまま、犠牲者の数だけが増えて続けている今。今回のツアーで、この歌はアメリカの人々の心にどのように響くのでしょうか。