岡田ジャパンの皆様へ
希望を持つことに対して、いつしか臆病になっていました。
希望を膨らませていると失望感も大きくなることを
幾度かの経験で知ってしまった為に、
「結局なにも変わらない」と最初から諦めたり、
物事に対して斜に構えてみたり、
責任の所在を必要以上に追求してしまったり。
そんな後ろ向きな行為を
失望から身を守る術にしていた気がします。
それはもしかすると
最近の世間全体が抱えている憂鬱なのかもしれません。
だけどそんな空気を、サッカーを通して大きく動かして下さった
岡田監督をはじめとする日本代表の皆さん。
周囲の評価に左右されることなく
自分たちが正しいと思う姿勢を貫くこと。
チームのために
それぞれがそれぞれの場で全力を尽くすこと。
仲間を尊敬し、信頼すること。
言葉にすると当たり前のことに見えるかもしれませんが
当たり前のことを迷わず丁寧に実行すれば
これほど素晴らしいことが起きるんだという希望を
肌で感じさせて下さいました。
サッカーには詳しくないけれど
PK戦の前に岡田ジャパン全員で作った円陣はあまりにも美しく、
まるで「チーム」という言葉の本当の意味を形にしたようで
希望に胸が震えました。
歴史に残る試合だったと思います。皆さんお疲れ様でした。
そして、いま私たちにいちばん必要なことを教えて下さって
本当にありがとうございました。
心からの感謝と敬意を表します。


舘 恭子