無事完成しました!!!いやあ・・・この数ヶ月は本当にきつかった・・・。
実はこの度、自分が制作したドキュメントが放送されることになりました。
正直な話、私はドキュメントをやりたいなんて考えたこともありません。その月のドキュメントを担当する記者は、毎晩遅くまで編集室にこもっている姿をよく見かけていたし、自分にはまず無理だと思っていたのですが・・・。
去年七月に私は取材を通してある女の子と出会いました。熊本の阿蘇で開かれていたあしなが育英会の集いキャンプ。様々な理由で親を失った子供たちが世界中から集まりました。その中で人一倍元気の良い女の子がいます。桂城舞さん21歳。父親を自殺で亡くしています。
皆さんは自殺という言葉を聞いて「自分には関係のない話」と思われていませんか?私も取材を始める前まではそう思っていました。舞さんだってそうです。彼女はある日突然、父親が自ら命を絶ったことを知らされたのです。その日からどれだけ辛い日々が続いたか。経験した彼女にしか分からないことです。
私がこの取材を始めた頃、周りの人からは「お前は自殺から程遠そうだよな」と言われました。確かに、私は自分が自殺を考えたことも、周りで亡くなった人もいません。経験していない限り、舞さんの苦しみを理解出来るはずがありません。しかし、大事なのは分かることではないんです。分かろうとすることなんです。舞さんは自らの体験を語り、自殺の防止を訴え続けています。父の死を乗り越え、懸命に生きる彼女を見て、私は「この子を追いかけたい」と心底思いました。
人を追うことは本当に大変です。私は、このドキュメントを通して100回以上怒られ、100回以上泣きました(笑)舞さんとも連絡がとれなくなった時期があり、「もう止めてしまおうか」と何度も思いました。それでも、舞さんが取材中に楽しそうな表情を見せたり、自分に少しずつ心を開いてくれると嬉しくて、取材が楽しく感じてしまうんですよね(笑)失敗も沢山して、周りのスタッフにも迷惑をかけましたが、この取材を担当することが出来て本当に良かったです。
目撃者f「伝えたい〜三万人の自殺者と自死遺児の声」
4月27日(日)深夜1:25〜放送です。
番組の中では秋田県で自殺対策に取り組む佐藤久男さんという男性も登場します。少しでも何かを感じ取って頂ければ嬉しいです。